二級建築士2024

勉強のメモ書きです

【建築計画】集合住宅

 

〈集合住宅形式〉

  • 階段室型

プライバシーを損なうことなしに通風・採光を得られる。低・中層住宅向きである。

  • 片廊下型

エレベーター等の効率はよいが、廊下に面した室のプライバシーが損なわれやすい。一般に、集中型に比べて、避難計画が容易である。

  • 中廊下型

敷地に対する密度を上げることはできるが、プライバシーを確保することが難しい。また、全住戸を南面させることはできない。

  • ツインコリドール型

中廊下型の廊下部分を分離し、空間を確保することにより中廊下型に比べて通風や採光の面で条件が良くなる。

  • 集中型

景観のアクセントとなるが、日照の面で居住性の悪い住戸ができやすい。また、二方向避難などの避難計画も難しい。

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〈タウンハウス〉

  • 一戸建住宅のような独立性と、集合住宅のような屋外環境の良さを併せもつ低層の集合住宅の形式である。

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〈コモンアクセス〉

  • タウンハウスにおいて、共用庭(コモンスペース)を介して各住戸へアクセスする形式であり、近隣交流の機会を増大させる効果が期待できる。

〈フライングコリドー〉

  • フライングコリドーは、プライバシーに配慮し、片廊下型などの共用廊下を住戸から離して設けたものである。

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〈誘導居住面積水準〉

  • 豊かな住生活の実現の前提として多様なライフスタイルに対応するため、世帯人数に応じて必要とされる住宅の面積に関する水準である。都市の郊外及び都市部以外の一般地域における戸建住宅居住を想定した「一般型誘導居住面積水準」と、都市の中心及びその周辺における共同住宅居住を想定した「都市居住型誘導居住面積水準」からなる。都市居住型の誘導居住面積水準は、4人家族の場合で95m²である。

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〈コンバージョン〉

  • 既存建物の機能を更新したり用途を変更して、建物を新たな社会的要請に応えられるストック(資産)として、引き続き活用を図る行為をいう。近年、 都心部では空室となった事務所ビル等を集合住宅等の居住施設に用途変更・転用する計画が注目されている。