【建築施工】補強コンクリートブロック造★
〈単語〉
コンクリートブロック造
- 空洞コンクリートブロックを鉄筋で補強して耐力壁をつくり、壁頂部を鉄筋コンクリート造の梁でつなぎ一体化した形式の構造。簡易的な建物に用いられる場合が多い。ブロック塀は高さ2.2m以下で一定の間隔で控え壁を設けることが建築基準法で定められている。
〈施工〉
- モルタルと接するブロックの面は、原則として、水湿しを行う。
- ブロックの空洞部を通して電気配管を行う場合は、横筋等の配筋のかぶり厚さに支障のないように空洞部の片側に寄せて配管し、その取入れ及び取出し部にあたるブロック空洞部には、モルタルまたはコンクリートを充填する。なお、水道管・ガス管は埋め込んではならない。
〈臥梁(がりょう)〉
- 壁の頂部に設けられた鉄筋コンクリート造の梁。
- 臥梁は、ブロック壁の頂部を固定する役目がある。臥梁に打ち込むコンクリートがブロック壁空洞部に落下しないように、臥梁の直下のブロックには横筋用ブロックを使用する。
〈配線〉
- ブロックの空洞部を通して電気配線を行う場合は、横筋等の配筋のかぶり厚さに支障のないように空洞部の片側に寄せて配管し、その取り入れ及び取り出し部にあたるブロック空洞部には、モルタルまたはコンクリートを充填する。なお、上下水道管・ガス管は埋め込んではならない。
〈ブロック造の塀〉
- 補強コンクリートブロック造の塀の縦筋は、下部は基礎に定着し、上部は横筋に180°フックによりかぎ掛け、または90°フックで余長10d以上とする。
〈モルタル・コンクリートの充填〉
〈補強筋〉
- 壁鉄筋のかぶり厚さは、20mm以上とする。ただし、フェイスシェルの厚さは、かぶり厚さに含まない。
壁縦筋
壁横筋
- 壁横筋は、重ね継手の長さを45dとし、定着長さを40dとする。