二級建築士2024

勉強のメモ書きです

【建築計画】電気設備

 

〈単語〉

OA機器

オフィスオートメーションに必要とされる機器の総称。コンピューター、コピー機ファクシミリなど。

〈ダクト方式〉

  • バスダクト配線方式

金属製のダクト内に径の大きい電線を納めたもの。大容量幹線に適している。

  • セルラダクト

鉄構造の床構造材として使用される波型デッキプレートの溝を利用して、その溝を配線用ダクトとして利用したもの。

  • フロアダクト

コンクリート床内に長方形のパイプを埋め込み、そこに電流を通し、一定間隔で電線を引きだせるようにしたもの。

〈力率〉

交流の電流において、供給電力に対して電力がどの程度有効に使われたかを示す割合。

〈構内交換機(PBX)〉

事務所内などで内戦と外線の交換・接続を行う装置。

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無停電電源装置(UPS)〉

停電などが原因で起こる、OA機器のデータ破壊や誤作動を防止する目的で設置されるもの。

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〈アウトレットボックス〉

電気配管の端末や中間に取り付けられ、電線の引き出し、コンセント類などの電気器具の取り付けに使われる。

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〈配線材料〉

電線の太さと長さが同じ場合、流すことができる電流は同じ。(電力=電流×電圧)

電圧の高い400Vの配電方式の方が、200Vの配電方式より大きな電力を供給できる。

電線の抵抗のための電力損失は、電流の大きさの2乗に比例する。

→電流が小さいほど、電力損失は少なくなる。

〈分電盤・幹線・分岐回路〉

  • 分電盤

幹線から配線を分岐するためのもの。負荷の中心に近く、保守・点検の容易な場所に設ける。

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  • 分岐回路

分電盤からコンセントや照明等までの配線。

建築物の規模や負荷の数によって、分岐回路の数は異なる

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(電線→「配電盤」→幹線→「分電盤」→分岐回路→コンセント・照明)

〈合成樹脂製可とう管〉

合成樹脂製可とう管は耐腐食性があるのでコンクリート内に埋設できる。

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〈電気方式〉

設備容量が小さい住宅に用いられる。

同一回路から100Vと200V(エアコン等)が取り出せる。住宅、中規模の事務所ビルに用いられる。

〈進相用コンデンサ

電動機の力率を改善するために、電動機回路に並列になるように接続されている。

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〈電線管〉

同一電線管に収める電線本数が多くなると、それぞれの電線の許容電流は小さくなる。

〈低圧屋内配線工事〉

低圧屋内配線工事に使用する金属管は、コンクリート内への埋設、露出又は隠蔽した湿気の多い場所、乾燥した場所等への使用は可能。

〈受電電圧〉

受電電圧は、電力会社との契約電力により決定される。

〈接地工事(アース工事)〉

感電防止、漏電防止のため、漏洩電流を大地に流すための工事。

対象施設、接地抵抗値及び接地線の太さに応じてA種、B種、C種及びD種の4種類がある。

300V以下の低圧用機器の鉄台の接地にはD種接地工事を行う。

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〈対地電圧〉

電線と大地との間の電圧のこと。

住宅及び人が触れやすい白熱灯・蛍光灯などに電気を供給する屋内電路の対地電圧は、原則として、150V以下とする。

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〈電圧の区分〉

一般の需要家(電力消費者)供給されている電力には「低圧」「高圧」「特別高圧」の3種類の電圧の区分がある。

  • 低圧

直流で750V以下

交流で600V以下のものをいう。

〈始動方式〉

  • スターデルタ始動方式

かご型誘導電動機における「スターデルタ誘導電動機」は、電動機等の始動電流を小さく抑えることができ、電路、遮断機等の容量が過大になることを防ぐ。

〈台数制御〉

受変電設備等において、複数の変圧器を同時に運転する場合、夜間など負荷が減少した場合は一部の変圧器を停止して台数の制御を行い変圧器の電力損失を図る方式。 

〈インバータ制御〉

負荷に応じて送風機やポンプ等の電動機(モーター)の回転速度を制御して、電力消費(搬送動力)を削減する方式。

電源系にノイズを発生させる原因となる場合がある。

〈許容電流値〉

電線に流すことのできる電流の最大値。周囲温度、電線離隔距離により変化する。

〈電圧降下〉

低圧回路の電圧降下の許容値は、配線の長さに応じて4段階に規定されている。

幹線の電圧降下は、実負荷から電流を算出し、その電流値を用いて計算する。

〈電線管〉

同一電線管に収める電線本数が多くなると、それぞれの電線の許容電流は小さくなる。