二級建築士2024

勉強のメモ書きです

【建築施工】鉄筋工事★

 

〈単語〉

上端筋(うわばきん)

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あばら筋

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帯金

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出隅

〈継手・定着〉

継手の位置

  • (梁の上端)中央部分でおお梁内法長さの1/2以内とする。

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  • 「梁上端から、500mm以上で、1,500mm以下」かつ「柱の内法高さの3/4以下」とする。

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継手の位置のずらし方(重ね継手・ガス圧接継手)

  • 継手は同じ箇所に集中しないようにずらす。
重ね継手
  • 継手長さの0.5倍以上ずらす。
ガス圧接継手
  • 400mm以上ずらす

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重ね継手

  • フックがある場合、重ね継手の長さはフック部分の長さを含まない。

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  • 直径が異なる鉄筋の重ね継手の長さは、細い鉄筋の径を基準に考える。

ガス圧接継手

  • 圧接部の鉄筋中心軸の偏心量(くい違い)は、鉄筋径の1/5以下とする。

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圧接部の検査
  • 外観検査→全数検査
  • 超音波探傷試験→外観検査の合格となった圧接部から抜取り検査 

 

加工

  • 異形鉄筋では一般にフックは必要ない。しかし、下記の場所ではフックを設ける。

・あばら筋

・柱・梁の出隅部の鉄筋(重ね継手の場合)

・柱の四隅にある主筋で、重ね継手の場合及び、最上階の柱頭にある場合。

・杭基礎のベース筋

 

曲げ加工(折曲げ)

  • 「常温(冷温)加工」とする。(熱処理を行うと、鉄筋の生活が変わるため。
  • 「鉄筋折曲げ機」を使う。
  • 柱主筋の台直し(鉄筋の修正)はコンクリートをはつって常温で緩やかに鉄筋を曲げて行う。

切断

  • シヤーカッターで行う。 

鉄筋の組み立て

  • 鉄筋の組み立て後、スラブや梁には「歩み板」を置き渡し、直接鉄筋の上を歩かないようにする。

かぶり厚さ

  • 帯筋、あばら筋の表面(外側)から、これを覆うコンクリートの表面までの最短距離をいう。
  • 柱及び梁の主筋にD29以上を使用する場合、主筋の最小かぶり厚さはその径の1.5倍以上確保する。
  • 壁に「誘発目地」「打継ぎ目地」等を設けた場合は、目地底から最外側鉄筋までが必要な最小かぶり厚さとなる。
  • かぶり厚さの検査

→鉄筋組立て後コンクリートの打込み直前に、管理者の検査を受ける。

  • かぶり厚さの保持

→かぶり厚さを確保するために、鉄筋と型枠との間に防錆処理として「スペーサー」等を入れる。

→間隔は1.5m程度、端部は1.5m以内

  • 床版

→上端筋、下端筋それぞれ1.3個/m2程度

定着

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  • 梁筋を柱に定着させる部分では、通常90°フック付定着とし、原則として、柱せい(柱幅)の3/4倍以上のみ込ませて、定着長さを確保する。

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鉄筋相互のあき

  • 次の値のうち最大のものとする。

・粗骨材の最大寸法の1.25倍

・25mm(2.5cm)

・隣り合う鉄筋の平均値(異形鉄筋は呼び名の数値)の1.5倍

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加工寸法の許容差

項目 符号 許容差(mm)
各加工寸法
主筋
D25以下 a,b ±15
D29以上D41以下 a,b ±20
あばら筋・帯筋・スパイラル筋 a,b ±5
加工後の全長 l ±20

 スラブの配筋

  • バーサポート、スペーサーの個数は、特記がない場合、上端筋、下端筋とも、それぞれ1㎡当たり1.3個程度とする。

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異形鉄筋

  • 異形鉄筋の末端部には、次の部分にフックを付ける。

・あばら筋、帯筋(ただし、片側10d、両面5d以上のフレア溶接等で継ぐ場合を除く)

・梁主筋の重ね継手が、梁の出隅及び下端の両端にある場合(基礎梁を除く)

・煙突の鉄筋

・柱の四隅にある主筋で、重ね継手の場合及び最上階の柱頭にある場合

・柱基礎のベース筋

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柱基礎のベース筋

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最上階の柱頭の末端部のフック

osamari.biz

structural-cal.com

〈ガス圧接継手〉

  • 鉄筋径または呼び名の差が7mmを超える場合には、原則として、圧接継手を設けてはならない。D22とD25との継手は、ガス圧接継手を行うことができる。
  • 降雨・降雪または強風のときは、圧接作業を中止する。ただし、風除け、覆い等の設備を設けた場合には、作業を行うことができる。

〈配筋検査〉

  • 鉄筋が完全に組立てられた後では、修正について非常に多くの手間が必要な場合が多いため、工程の進捗に対応した適切な時期に配筋検査を行う。