二級建築士2024

勉強のメモ書きです

【建築施工】内装工事

 

〈単語〉

グリッパー工法

  • 部屋の周囲にピン(グリッパー)を取付け、カーペットを伸展器で引き伸ばし、ピンにひっかけて留める工法。

〈カーペット〉

  • ニードルパンチカーペット、織りじゅうたん、タフテッドカーペット及びタイルカーペットは、消防法に定める防炎性能を有するものとし、防炎表示のあるものを使用する。
  • タイルカーペットの全面接着工法において、張付けは、基準線に沿って方向をそろえ、中央部から行う。
  • タイルカーペットの張付けは、粘着剥離形接着剤を使用する。
  • タイルカーペットの全面接着工法において、フリーアクセスフロア下地の場合、張付けに先立ち、下地面の段違い床パネルの隙間を1mm以下に調整する。
  • タフテッドカーペットは、グリッパー工法または全面接着工法により敷き込む。
  • フリーアクセスフロア下地の場合、タイルカーペットは、下地パネルの目地にまたがるように割り付ける。

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〈断熱〉

  • 断熱材打込み工法に用いられる断熱材は、JIS規格品による以下を使用する。

「押出法ポリスチレンフォーム」

「ビーズ法ポリスチレンフォーム」

「硬化ウレタンフォーム」

  • 下地コンクリートの豆板(じゃんか)の発生箇所には、はつり取り、樹脂モルタル充填などで手直しする。数ミリ程度の不陸であれば接着剤を厚くすることにより調整する。
  • 屋根面に断熱材を施工した場合、断熱材の屋外側に通気層を設ける。(室内側に通気層を設けると、断熱層内部に結露が発生するため)
  • 発砲プラスチック系断熱材のはめこみ工法において、すきまが生じた場合は断熱性能の著しい低下をもたらすため、気密層を設ける。
  • 木造住宅において、外壁内における配管部の断熱材は配管の室外側に設ける。
  • 外壁内の通気層は断熱材の室外側とし、その上下端部は外気に開放して、内部結露を防ぐ。通気層の厚さは原則として18mm以上とする。

〈天井〉

  • 化粧合板の切断等の加工は、化粧表面から行う。(裏面から行うと、化粧面の切断面にささくれ等が生じることがあるため)

〈壁〉

  • 洗面脱衣室などの断続的に湿潤状態となる壁の下地材料として、日本農林規格JAS)による普通合板は、耐水性のある1類とする。

〈フローリング〉

  • フローリング張りの接着工法により使用する接着剤は、JIS規格品による以下とする。

「エポキシ樹脂系2液形」

「ウレタン樹脂形」

「変成シリコーン系」 

  • フローリング類の割付けは、割付墨に合わせ、室の中心から両側に向かって張り分ける。寸法の調整は出入り口を避け、目立ちにくい壁際で行う。
  • フローリングボードの床張りにおいては、「継手位置」を隣接するボードの継手位置から150mm程度離して、乱に配置し、隠し釘留めとする。

根太張り工法

  • 根太の上に下張りを行わず、直接フローリングや複合フローリングを張り込む工法。
  • 釘は、スクリュー釘、フロア釘及びフロアー用ステープルとする。

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〈石膏ボード〉

  • 石膏ボードや合板等を張付ける際、浴室、洗面所、便所、沸騰室、厨房等の錆びやすい箇所に使用する小ねじ等は、ステンレス製とする。
  • コンクリート下地に石膏ボードを直張りする場合、石膏ボード直張り用接着剤の乾燥期間は、石膏ボード表面の仕上げ材に

通気性のある場合ーーー7日以上

通気性のない場合ーーー20日以上

〈複層ガラス〉

  • 複層ガラスのかかり代は、紫外線による封着部の劣化を防ぐために15mm以上とする。
  • 放置した後、接着剤が乾燥し、仕上げ後に支障のないことを確認する。
  • 直張りする場合、石膏系直張り用接着剤の間隔は下記の数値とする。

ボード周辺部ーーー150〜200mm

床上1.2m以下の部分ーーー200〜250mm

床上1.2mを超える部分ーーー250〜300mm

  • 外部に面する複層ガラス、合わせガラス、網入り板ガラス及び線入り板ガラスを用いる下端ガラス溝には、径6mm以上の水抜き孔を2箇所以上設ける。

〈ビニル床タイル・床シート〉

  • ビニル床タイルの接着剤において、湿気や水の影響を受けやすい箇所には以下を使用する。

「エポキシ樹脂系」

「ウレタン樹脂系」

  • ビニル床シートの張付けに先立ち、下地表面の調製を、ポリマーセメントモルタル等により行う。
  • ビニル床シートの張付けは、下記の数値以上放置して乾燥させてから、接着剤張りとする。

下地モルタル施工後ーーー14日

コンクリート施工後ーーー28日

〈壁〉

  • 壁の木造下地材に、木質形セメント板などを直接張り付ける場合の留付け用小ねじ類の間隔は、下記の数値とする。

「周辺部」ーーー200mm程度

「中間部」ーーー300mm程度

  • 壁の下地材料として合板を使用する場合、洗面室、洗濯室等の水掛かり箇所においては、耐水性のある1類を使用する。
  • 壁紙張りにおいて、接着剤は、日本工業規格(JIS)に規定された「壁紙施工用及び建具用でん粉系接着剤」による2種1号とし、使用量は固型換算量(乾燥質量)30g/㎡以下とする。 

〈合成分子系塗床〉

  • 「弾性ウレタン塗床仕上げの工程」は、プライマー塗り、下地調整、ウレタン塗床材塗り、平滑仕上げで完了する。「防滑仕上げ」にする場合は、ウレタン塗床材塗りが乾燥した後、ウレタン塗床材に弾性骨材を混合して塗り付け、その後トップコートを塗り付ける。

〈建具〉

  • 木製建具の「丁番」は、ステンレス鋼製の木製建具用丁番とする。木製建具の高さが2m以上の場合は、丁番を3枚使用する。

〈網入り板ガラス〉

  • 外部に面する「網入り板ガラス」等の下辺小口及び縦小口下端より1/4の高さには、ガラスには、ガラス用防錆塗料または防錆テープを用いて防錆処理を行う。
  • 外部に面する場所に下記のガラスを用いる場合、下端ガラス溝には、径6mm以上の水抜き孔を2箇所以上設ける。

複層ガラス

合わせガラス

網入り板ガラス

線入り板ガラス

〈アルミニウム〉

  • 鉄筋コンクリート造へのアルミニウム製建具の取付けは、くさび等で仮留めし、躯体付けアンカーに溶接して本取付けを行う。外部まわりの建具では、枠回りにモルタルを充填する際、取付けに使用した仮留め用のくさびは、必ず取り除かなければいけない。

〈ガラスブロック〉

  • 平積みしたガラスブロックの目地幅の寸法は、8mm以上、15mm以下とする。