二級建築士2024

勉強のメモ書きです

【建築施工】建具・ガラス工事★

 

〈単語〉

フラッシュ戸

  • 骨組の両面に合板などを張った表面が平らなドアのこと。

丁番

  • ちょうつがいのこと。

グレイジングチャンネル

  • ガラスをアルミサッシ等にはめ込む際に、周囲に巻き付けるゴム状のガスケットのこと。

グレイジングビート

  • ガラスをアルミサッシ等に取り付けるときに使用するグレイジングガスケットの一種である。

くさび

  • 木や金属で、一端が厚く他端に至るにしたがって薄くなるように作ったもの。木材・石材を割るとき、重い物を押し上げるとき、差し込んだ材が抜け落ちるのを防ぐときなどに用いる。責め木。

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〈建具〉

  • フラッシュ戸の保管は、均等に力がかかるように平積みとする。
  • 木製建具の「丁番」は、ステンレス鋼製の木製建具用丁番とする。
  • 木製建具の高さが2m以上の場合は、丁番を3枚使用する。
  • 木製建具材の加工及び組立て時の含水量(質量百分率)

天然乾燥ーーー18%以下

人工乾燥ーーー15%以下

  • 鋼製建具の充填用モルタルの調合は、容積比でセメント1砂3の割合とする。 
  • 織じゅうたんの敷込みは、グリッパー工法により行う。

limia.jp

  • 地下部分の最下階、玄関ホール、湯沸室、便所、洗面所、防湿層のない土間、浴室の直上床及び脱衣室等、張付け後に湿気及び水の影響を受けやすい箇所には、エポキシ樹脂系またはウレタン樹脂系接着剤を用いる。
  • フローリングの割付けは、割付け墨に合わせて室の中心から両側に張り分ける。寸法の調整は、目立ちやすい室の出入口を避け、目立ちにくい壁際で行う。
  • 一般に、格子戸、障子、ふすま、ガラス戸は立てて保管する。
  • 木製建具材の加工・組立て時の含水率は、天然乾燥18%以下、人工乾燥15%以下とする。
  • 金属製建具の取付けは、①くさび等で仮留めし②位置及び形状を正確に決め③躯体付けアンカーに溶接または下地金物にねじ留めして本取付けを行う。

〈アルミニウム〉

  • アルミニウムは、鉄よりイオン化傾向が大きいので、接すると腐食が起こる恐れがる。これを防ぐには、一般には、めっき又は「塗膜」による絶縁処理を施す。
  • アルミニウムサッシの仮置きは、自重による変形防止を防ぐため「縦置き」にする。
  • アルミニウム材はアルカリ性に弱いため、モルタル等のアルカリ性材料に接する箇所には、保護塗膜を施す。
  • 鉄骨造において、アルミサッシ枠を取り付ける場合のシーリング材の施工は、プライマー及びバックアップ材を用い、二面接着とする。
  • 鉄筋コンクリート造のサッシ枠まわりは挙動が少ないので、バックアップ材を省略し、三面接着としてもよい。
  • 外部まわりの建具では、枠まわりにモルタルを充填する際、仮留め用のくさびは、必ず取り除かなければならない

〈複層ガラス・合わせガラス〉

  • 外部の面する「複層ガラス」「合わせガラス」網入り板ガラス及び線入り板ガラスを用いる下端ガラス溝には、径6mm以上の水抜き孔を2箇所以上設ける。

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〈網入り板ガラス〉

  • 外部に面する「網入り板ガラス」等の下辺小口および縦小口下端より1/4の高さには、ガラス用防錆塗料または防錆テープを用いて防錆処理を行う。

〈ガラスブロック〉

  • 平積みしたガラスブロックの目地幅の寸法は、8mm以上、15mm以下とする。 

〈グレイジングガスケット構法〉

グレイジングチャンネル構法

  • グレイジングチャンネルをガラスに巻き付ける際は、継目は上辺中央とし、かつ、隙間が生じないようにする。

グレイジングビート構法

  • グレイジングビート工法、厚さ8mm未満の単板ガラスなどに使用する。 

〈防炎垂れ壁〉

  • 防炎垂れ壁は、火災時の熱等でガラスが割れても崩れ落ちないよう、網入板ガラスや線入板ガラスを使用する。

〈熱線反射ガラス〉

  • 熱線反射ガラスの清掃は、ガラス表面の反射膜を傷つけないように、柔らかいゴム・スポンジあるいはガーゼなどを用いて水洗いを行う。 

〈ガラス取付け施工〉

  • かかり代は、風圧によりガラスがたわんだときにガラスが外れないことなどを考慮し、10mm以上とし、板厚の1.2倍とする。JASS17

〈ガラス取付け〉

  • ガラス取付けの「はめ込み構法」には「不定形シーリング材」「グレイジングガスケット」「構造ガスケット」を用いる方法がある。 

〈その他〉

  • ガラスのはめ込み後は、ガラスに気付かずに人に衝突しないように「ガラスに注意」等のラベルを貼る。また、ガラスが熱割れしないことを確認の上、傷防止などの必要に応じて、ガラス全体にポリエチレン系樹脂などのフィルムを張り付けて養生する。