二級建築士2024

勉強のメモ書きです

【建築計画】給水設備

 

〈単語〉

  • バキュームブレーカー

・配管内に負圧が発生した時に、吐水した水又は使用した水が、逆サイホン作用により給水管に逆流するのを防止する。

 

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  • ミキシングバルブ

・給油温度が適温になるように、温水と冷温とを混合するための弁。

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  • 摩擦損失

・水が給水管内を流れている時に、管壁と水との間や、水内部で生じる摩擦抵抗によって、生じる給水圧力の損失のこと。

  • スロッシング

・水槽など、液体容器の振動により、内部の液体が揺れ動くこと。

地震時の高架水槽などにおきるスロッシングを考慮し、強度などを決定する。

  • 同時使用率

・給水器具の総数に対しての使用器具数の割合を表すもの。

  • BOD(生物化学的酸素要求量)

水質汚染の程度を表すもの。(水中の微生物が要求する酸素の量を表すもの。)

  • クロスコネクション

・上水と上水以外の配管が直接接続(混合配管)されること。給排水管では禁止されている。

  • 給水管の管径

・給水管の管径は、配管系統や配管部位における瞬時最大流量を負荷流量として決定する。

 

〈給水方式〉

  • ポンプ直送方式(受水槽+ポンプ)

・水道管から引き込んだ受水槽の水を、ポンプにて必要箇所に給水する。

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  • 水道直結直圧方式

⑴水道管から、水道本管の水圧によって必要箇所に直接給水する。
⑵受水槽やポンプの設置が必要ない分、ポンプ直送方式より設備費が安価で、維持管理がしやすい。
⑶必要圧力の算定においては、水道本管から給水する上で最も不利な状態にある水栓又は器具までの摩擦損失についても考慮する必要がある。

 

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※揚水ポンプは必要ない

 

  • 水道直結増圧方式(ポンプ)

・水道本管からの給水引込管にポンプを直接接続し、増圧して必要箇所に給水する。水道本管からの水圧を有効利用できるので、省エネルギー効果が期待できる。

給水引込管から必要箇所まで一定の圧力がかかるため給水引込管には、ある程度の強度や管径が必要となる。

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  • 圧力タンク方式(圧力水槽方式)(受水槽+ポンプ+圧力タンク)

・水道管から引き込んだ受水槽の水を、ポンプ圧力タンクに送る。その水を圧力タンク内の圧縮空気を利用して必要箇所に給水する。

・高置水槽方式に比べて、給水圧力の変動が大きくなる。

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  • 高置水槽方式(受水槽+ポンプ+高置水槽)

・水道本管から引き込んだ受水槽の水を、ポンプで高置水槽に送り、高さによる圧力で必要箇所に給水する。

・高置タンクの設置高さは建物内で最も高い位置にあるの水栓器具においても、必要圧力が確保できるような高さに設置する。

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