二級建築士2024

勉強のメモ書きです

【建築施工】左官工事★

〈石膏プラスター塗り〉

特徴

  • ACLパネル下地に直接石膏プラスター塗りを行う場合は、吸水調製材を塗布し下塗りする。
  • 石膏プラスター塗りにおいて、施工時の気温が2℃以下になると、凍害を起こすので作業を行ってはならない。なお、気温が低下する恐れがある場合は養生を行、5℃以上に保つようにする。

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工程

水湿し(しずしめし)・吸水調製材

下塗り

↓(乾燥)

中塗り

↓(半乾燥)

上塗り

(養生)

※石膏ブラスター塗りにおいては、上塗りは、中塗りが半乾燥の状態のうちに行う。

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石膏プラスターの加水後の使用時間

下塗り、中塗りーーー2時間
上塗りーーーーーーー1.5時間

〈セメントモルタル塗り〉

特徴

  • 1回の練り混ぜ量は、60分以内に使い切る量とする。
  • 下地処理の後、清掃のあと下地の乾燥具合を見計らい、吸水調製材を全面に塗った後に下塗りを行う。
  • 「コンクリート床面」へのセメントモルタル塗りを行う場合は、コンクリート硬化後なるべく早い時期に塗付けを行う。
  • むら直し部分が比較的大きい場合は、塗付け後に荒らし目を付け、7日以上放置する。

工程

下地

↓(14日以上)

下塗り

↓(むら直し・14日以上)

中塗り

上塗り

(14日以上養生)

※中塗りは、下塗り後2週間以上放置し、乾燥収縮によるひび割れを十分発生させてから行う。

モルタル塗り

特徴
  • 1回の塗り厚は、7mm以下
  • 全塗り厚は25mm以下
工程

下塗り

(むら直し)

中塗り

上塗り

モルタルの調合

下塗り
  • 富調合(セメント量が多く強度が大きい)
上塗り
  • 貧調合(砂の割合が多く収縮が少ない)

〈漆喰(しっくい)〉

特徴

  • 施工性の向上とひび割れ防止のために「のり」及び「すさ」を混入する。

本漆喰塗りの工程

下塗り

(むら直し)

鹿子ずり

中塗り

上塗り

の順に行う。

〈セルフレベリング材塗り〉

特徴

  • 流し込み作業中はできる限り通風をなくし、施工後もセルフレベリング材が硬化するまでは、甚だしい通風は避ける。
  • ルフレベリング材塗り後の養生期間は、一般に7日以上、冬期は14日以上とし、表面仕上げ材の施工までの期間は、30日以内を標準とする。
  • ルフレベリング材の塗厚は、10mmを標準とする。
  • ルフレベリング材の硬化後、打継ぎ部及び気泡跡周辺の突起をサンダーで削り取る

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〈壁タイル張り工法〉

特徴

  • モルタル下地面の仕上げは、原則として木ごて押さえとする。(接着剤張りは除く)
  • 夏期に屋外のタイル張りを行う場合、下地モルタル前日に散水し、十分吸水させる。(接着剤張りは除く)

密着張り工法

  • 張付けモルタルの1回の塗付け面積は2㎡以内、かつ、20分以内に張り終える面積とする
  • 張り付けは、上部より下部へと行う。
  • 水糸を一段ごとに張り、そのあと間を埋めるようにタイルを張る。

〈張り石工事〉

特徴

  • 外壁への乾式工法による石材の取り付けにおいて、石材間の目地幅は8mm以上として、シーリング材を充填する。
  • 床の石張りにおける「敷モルタルの調合」は、容積比でセメント1:砂4とする。
  • 外壁湿式工法による石材の取付けにおいて、石材の裏面とコンクリート躯体面との間隔は40mmを標準とする。
  • 張り石工事の「内壁空積工法」において、石材の裏面とコンクリート躯体面との間隔は、40mmを標準とする。

〈モザイクタイル張り〉

特徴

  • 表張り紙の紙はがしは、張付け後に時期を見計って表面に水湿しをしてから行う。 

〈改良圧着張り工法〉

特徴

  • 「下地+張付けモルタル」と「張付けモルタル+タイル」で施工する工法。
  • 夏期に屋外のタイル張りを行う場合は、貼付けモルタルの硬化不良を防ぐために、下地モルタルに前日に散水し、十分吸水させる。

〈接着剤張り〉

特徴

  • タイル張りを行う前に、乾燥状態を確認する。(下地が乾燥している方がいい)
  • 接着剤張りは、下地が乾燥していた方がよいため、水湿しを行ってはならない。また、 吸水調整材を塗布すると、吸水調整材と接着剤との接着が悪くなる場合があるため、 塗布してはならない。

〈床タイル〉

特徴

  • 屋内の一般床のユニットタイルの張付けモルタルの調合は、容積比でセメント:砂は10.5〜1とする。

〈その他〉

  • ロックウール吹抜け厚さは、所定の厚さの1.2倍程度とし、こてで圧縮して所定の厚さに仕上げる。
  • メタルラス張り工法においては、防水紙は継目を縦・横とも90mm以上重ね合わせ、しわ、たるみ、がないように貼る。
  • 木造直張りラスモルタル下地の場合、内装は平ラスを使用し、平ラスの重ねは、50mm以上とする。