【建築施工】コンクリート工事★
- 〈単語〉
- 〈パラペット・ひさしの打継ぎ〉
- 〈締め固め〉(棒型振動機の使用)
- 〈打込み〉
- 〈練り混ぜ開始から打込み終了までの時間〉
- 〈打継ぎ〉
- 〈打継ぎの位置〉
- 〈打ち継ぎ前の処理〉
- 〈打重ね(打継ぎ)時間の間隔〉
- 〈締固め〉(ダンピング)
- 〈締固め〉(棒型振動機の使用)
- 〈養生〉
- 〈養生〉(湿潤養生の期間)
- 〈養生〉(寒冷期の養生)
- 〈養生〉(じゃんか(豆板)の補修)
- 〈強度試験〉(採取)
- 〈強度試験〉(養生)
- 〈強度試験〉(試験)
- 〈コンクリートポンプ工法〉
- 〈コンクリートポンプ工法〉(圧送)
- 〈コンクリートポンプ工法〉(輸送管の径)
- 〈空気量〉
- 〈暑中コンクリート〉
- 〈荷卸し〉
- 〈AE減水剤〉
- 〈気乾単位容積質量〉
- 〈捨てコンクリート〉
〈参考〉
http://loopdesign.web.fc2.com/026kensekou4.html
〈単語〉
パラペット
- 建物の屋上、屋根、バルコニーの外周部の先端に設けられた低い立ち上がり部分の壁
棒型振動機
シュート
- コンクリートを目的の場所へ流し込むための樋(とい)、もしくは管状の装置。縦型シュートと斜め型シュートの2種類がある
スランプ
コールドジョイント
荷卸し
- 荷卸し地点到着時間とは、生コン車が現場に到着した時間であり現場での待機時間は含まれない。
横流し
捨てコンクリート
- 設計強度ーーー18N/mm2
- スランプーーー15cm又は18cm
〈パラペット・ひさしの打継ぎ〉
- パラペットやひさしは、これを支持する構造体部分と一体打ちとし、打ち継ぎは設けない。
〈締め固め〉(棒型振動機の使用)
- 棒型振動機の挿入間隔は60cm以下とする。
- 棒型振動機は、コンクリート輸送管1系統につき2台配置する。
〈打込み〉
- コンクリートはできるだけ低い位置から打ち込む(落下高さが大きいとコンクリートが分離するため)階高が高い柱や壁に打ち込む場合は「縦型シュート」を用いる。
- コンクリートの打ち込み速度はコンクリートのワーカビリティー及び打ち込み場所の施工条件などに応じ、良好な締め固めができる範囲とする。(※打込み速度を速くすると、締固めが不十分となり、ひび割れの原因にもなる。)
- 梁の打ち込みは、壁及び柱のコンクリートの沈みが沈みが落ち着いた後にする。スラブの打ち込みは、梁のコンクリートが落ち着いた後に打ち込む。(※連続して打ち込むと、それぞれの境目にひび割れが発生する恐れがあるため。)
- ひび割れ、じゃんか等の確認
- コンクリート構造体の有害なひび割れ及びたわみの有無の確認は、支保工の取り外しの後に行う(取り外し前では正しい確認ができないため)
- コンクリートの打ち込みにあたって、型枠の中において分離が生じてやすくなる「横流し」はできるだけ避け、目的の位置に近づけて打ち込む。
- 片持ち形式のバルコニーなどの跳び出し部分は、これを支持する構造体部分との接合部に大きな応力がかかるため、打継ぎを設けず、構造体部分と一緒にコンクリートを打ち込む。
- コンクリートの打ち込みにおいて、同一打ち込み工区には、2つ以上レディミクストコンクリート製造工場のコンクリートが打ち込まれないようにする。(同時に打ち込むと、それぞれのコンクリートを供給している工場の品質責任を明確化するのが困難になるため)
- コンクリートの打ち込み中に降雨となった場合、打ち込みは避けるようにする。やむを得ず行う場合は、打ち込み箇所を上屋やシートで覆ったうえで、工事管理者の承認を受ける。
- 打込み中にスラブの跳ね上がりやスペーサーからの脱落が生じた場合は、打ち込みを中断して修正を行い、打ち込み方向を修正するなどの措置を講じて打ち込みを再開する。
- ポンプによる床スラブの打込みは、コンクリートの分離を防ぐため、当方から手前に打ち続けるように行う。
- コンクリートの打継ぎ面は、散水後の水膜を取り除いた後コンクリートを打ち込む。
〈練り混ぜ開始から打込み終了までの時間〉
- 25℃以上→90分以内
- 25℃未満→120分以内
〈打継ぎ〉
- 打継ぎ部の形状については、打継ぎ面が鉄筋に対して直角になるようにする。
- 打継ぎ部の仕切り面の施工は、せき板を密に隙間なく組み立て、モルタル、セメントペースト等の流出を防ぐようにした。
〈打継ぎの位置〉
梁及びスラブの打継ぎ
- スラブの中央部付近
- 端から1/4付近
柱及び壁の打継ぎ
- 床スラブ、梁の上端
〈打ち継ぎ前の処理〉
- レイスタンス及び脆弱(ぜいじゃく)なコンクリートを取り除く。
- 散水などにより湿潤にしておく。
- 散水の水が溜まってしまった場合は取り除く。
〈打重ね(打継ぎ)時間の間隔〉
- 25℃以上ーーー120分以内
- 25℃未満ーーー150分以内
〈締固め〉(ダンピング)
〈締固め〉(棒型振動機の使用)
〈養生〉
- 床スラブのコンクリート打ち込み後、24時間はその上で作業等はしてはいけない。またその後墨出し等の作業をする場合においても、振動を与えないように注意する。
- コンクリート打ち込み後は、直射日光や乾燥を避け養生マットや水密シートでコンクリートを湿潤に保つ。
〈養生〉(湿潤養生の期間)
普通ポルタランドセメント
- (短期及び標準)ーーー5日以上
- (長期及び超長期)ーーー7日以上
その他のセメント(高炉セメントB種等)
- (短期及び標準)ーーー7日以上
- (長期及び超長期)ーーー10日以上
〈養生〉(寒冷期の養生)
- 打ち込み後5日以上はコンクリート温度を2℃以上にする。
〈養生〉(じゃんか(豆板)の補修)
- 不良部分をはつり、水洗いの後に木ごて等で硬練りモルタルを塗り込む。
〈強度試験〉(採取)
- 強度試験の供試体の個数は「調合管理強度の管理試験用」「材齢28日圧縮強度推定用」「型枠取り外し時期決定用」を、それぞれ3個とする。
- 試験用試料(普通コンクリート)は、原則として工事現場の荷下ろし場所で採取する。
- コンクリートの調合管理強度(Fm)は、コンクリートの品質基準強度(Fq)に構造体強度補正値(mSn)を加えた強度である。
- コンクリートの品質基準強度(Fq)は、設計基準強度(Fc)と耐久設計基準強度(Fd)の値の大きい方の値とする。
- 構造体強度補正値は、特記による。特記がない場合は、セメントの種類及びコンクリートの打込みから材齢28日までの予想平均気温の範囲に応じて定める。
〈強度試験〉(養生)
構造体コンクリートの「強度推定試験用の供試体」の養生方法
- 材齢28日の「圧縮強度推定」「型枠取り外し時期の決定」の場合は「水中養生」
- 材齢28日を超え91日以内の「圧縮強度推定」の場合は、「現場封かん養生」
〈強度試験〉(試験)
- 採取したコア供試体は、載荷面を平滑に処理した後、強度試験を行う。
- 構造体コンクリートの強度推定試験の結果が不合格となった場合は、管理者の承諾を受け、構造体コンクリートからコアを採取し、管理者が承諾した方法に従って、必要な圧縮強度が得られているか確認する。
- コンクリートの強度試験はレディミクストコンクリート工場及びコンクリートの種類が異なるごとに1日一回以上、かつ、コンクリート150m3ごと及びその端数につき1回以上とする。
〈コンクリートポンプ工法〉
- 軽量コンクリートに用いる「人工軽量骨材」は、運搬中によるスランプの低下や、ポンプ圧送時の圧力吸水が生じないように、あらかじめ十分に給水させたものを用いる。
〈コンクリートポンプ工法〉(圧送)
圧送途中に著しく変質した部分
圧送中に閉塞したコンクリート
〈コンクリートポンプ工法〉(輸送管の径)
粗骨材の最大寸法が20〜25mm
- 輸送管の呼び寸法は100A以上
粗骨材の最大寸法が40mm
- 輸送管の呼び寸法は125A以上
〈空気量〉
- 荷下ろし地点において、コンクリートの空気量の許容範囲は、±1.5%とする。
〈暑中コンクリート〉
〈荷卸し〉
〈AE減水剤〉
- 所定のスランプを得るのに必要な単位水量を減少させる。
- ワーカビリティ及び耐水性を向上させる。
〈気乾単位容積質量〉
- 普通コンクリートの気乾単位容積質量は、2.1t/m3を超え2.5t/m3以下とする。
〈捨てコンクリート〉
- 捨てコンクリートの粗骨材の最大寸法は、25mm以下とする。