二級建築士2024

勉強のメモ書きです

【建築施工】積算★

 

〈型枠〉

  • 型枠の数量は、型枠の種類、材料、工法、コンクリート打設面等により区別し、コンクリートの各部分ごとに面積を算出する。
  • 窓、出入口等の開口部による型枠の欠除は原則として、建具類等の内法寸法で考える。なお、開口部の内法面積が1箇所当たり0.5㎡以下の場合は、原則として型枠の欠除はないものとする。
  • 型枠の数量は、各部材の接続部の面積が1.0㎡以下の場合、型枠は差し引かない。しかし、1.0㎡を超える場合は、型枠不要部として、その面積を差し引いて算出する。

〈溶接数量〉

  • 溶接数量は、原則として種類、溶接断面形状ごとに長さを求め、隅肉溶接脚長6mmに換算した延べ長さを数量とする。

〈土工事〉

  • 土工事における土砂量は、掘削による増加、締固めによる減少による土の体積変化を考慮しない地山数量とする。

〈造作材の所要数量〉

  • 仕上げ寸法に、削り代、切りむだ等を考慮した長さを加え、さらに5%の割り増しした体積を算出する。

〈根切り〉

  • 根切り土量は、施工上の余裕や必要な法勾配(のりこうばい)を見込んだ寸法を考慮した「計画数量」により算出する。

〈諸経費と共通費〉

共通費

共通仮設

  • 複数の工事種目に共通して使用する仮設をいう。

直接仮設

  • 直接仮設とは、工事種目ごとの複数の工事科目に共通して使用する仮設をいう。

専用仮設

  • 工事種目ごとの工事科目で単独に使用する仮設をいう。

 

〈計画数量〉

  • 設計図書に表示されていない施工計画に基づいて算出した数量。数量は施工計画により変化する。(作業上必要な余堀りを見込んだ根切り、埋戻し土量など)

〈工事原価〉

  • 純工事費(直接工事費+共通仮設費)と現場管理費を合わせたもの。

〈直接工事費〉

  • 建築物を建設するために直接必要な費用で、材料費・直接仮設費・下請費用などを含んだもの 

〈所要数量〉

  • 定尺寸法による切り無駄や施工上やむ得ない消耗を含んだ数量 

〈設計数量〉

  • 設計図書に表示されている個数や設計寸法から求めた正味の数量をいい、切り無駄などを含まない数量。(コンクリートの体積、左官工事や塗装工事などの仕上面積など)

遣り方(やりかた)〉

  • 遣り方の数量は、建築面積により算出する。

〈鋼板〉

  • 鋼板は、原則として設計寸法による面積を計測、計算する。ただし、複雑な形状のものは、その面積に近似する長方形として計測、計算することができる。

〈仮囲い〉

  • 仮囲いの数量は、種別、高さ等により区別し、仮囲いの外周面の長さ計測、計算する。

〈コンクリート

  • 鉄筋及び小口径管類によるコンクリートの欠除はないものとする。

〈シート防水〉

  • シート防水等の重ね代は計測の対象としない。

〈工事価格の構成〉

複合単価

  • 材料費、労務費、仮設費など2種以上の費用を合わせたものの単価をいう。 

〈割増数量〉

  • 鋼板(切板)ーーー3%
  • ボルト類ーーーーー4%
  • 鉄筋ーーーーーーー4%
  • 形鋼・鋼管・平鋼ー5% 

〈塗装材〉

  • 塗装材の表面処理の数量は、原則として主仕上げの数量による。主仕上げの数量は、躯体又は準躯体表面の設計寸法による面積から、建具類等開口部の内法寸法による面積を差し引いた面積とする。ただし、開口部の面積が1箇所当たり0.5㎡以下の時は、開口部による主仕上の欠除は原則としてないものとする。 

〈外部本足場の数量〉

  • 足場の中心の水平長さと構築物等の上部までの高さによる面積とする。(足場の中心は、構築物等の外壁面から1.0mの位置を標準とする)