【建築施工】測量
〈測量機器〉
◯セオドライド(トランジット)
・望遠鏡を使って水平角、鉛直角を測定する機器。
◯アリダード
・視準孔から視準糸を見通すことによって、その方向を測定し、図紙にこの方向線を描くことができる機器。
◯レベル
・水平に据えた望遠鏡で標尺(箱尺)の目盛りを読み、測定の「高低差(水準測定)」を求める機器。
◯プラニメーター
・図面上に描かれた境界線上を測針でなぞることによって、境界線で固まれた部分の面積を測定する機器。
◯求心器
・平板上の図紙の点と、地表の測点を一致させるために使用するために使用する器具である。
◯磁針箱
・箱の中に磁針を取り付けたもので「平板の方向を定める」等に使用する。
◯トランシット
・
◯ハンドレベル
・手で持って気泡管により水平方向を確認する簡易水準器。
◯巻尺
・布巻尺、鋼製巻尺などがあり、距離を測定する。
〈平板測量〉
◯「平板」「アリダート」「求心器」「磁針箱」「巻尺」などを用いて、現場で平板上の図紙に地形を描く測量方法。
◯作業が簡単で迅速ですが、高い精度は期待できない。
◯平板の据付けには「水平」「方向」「位置」が重要。
◯現場で敷地を測量しながら直接作図ができるため、欠測がない。
〈平板測量の方法〉
◯放射法・進測法などがある。これらは敷地の大きさや地形に応じて使い分けます。その結果、地形の状況などで作業効率は異なる。
◯放射法
・敷地の見通しの良い地形に用いられ、作業効率が良い。
〈水準測量〉
◯レベル、評尺(箱尺)を用いて、地表面の2点間の高低差を計測する。
◯高低差が大きい場合は、レベルを据え付ける位置を変えながら測量する。
〈三角測量〉
◯位置、高さ、面積などを求める時に使用する測量方法。測量区域を三角形の組み合わせで示し、三角法を利用して求める。その際、交角を求めるときに「トランシット」が用いられる。
〈トラバース測量〉
◯距離と方向を測定して、基準点の相対的な位置を求める。その際、方向角を測定するときに「トランシット」または「セオドロイド」が用いられる
〈その他〉
◯「真北の測定」において、特記のない場合は、「太陽による方位角観測」又は「北極星による測定」を用いる。コンパスの磁針が示す方向は真北でない。