【建築計画】環境★
- 〈単語〉
- 〈エネルギー消費係数(CEC)〉
- 〈ペリメーター年間熱負荷係数(PAL)〉
- 〈成績係数(COP)〉
- 〈全熱交換型換気扇〉
- 〈高効率変圧器〉
- 〈CASBEE(建築環境総合性能評価システム)〉
- 〈エアバリア〉
- 〈ダブルスキン〉
- 〈ライフサイクル二酸化炭素排出量(LCCO2)〉
- 〈天井チャンバー方式〉
- 〈排水再利用水〉
- 〈夏期の最大冷房負荷を抑制〉
- 〈局所空調〉
〈単語〉
全熱交換器
- 換気によって失われる空気エネルギーの全熱(顕熱と潜熱)を交換回収できる省エネルギー装置。
ペリメーターゾーン
- 建築物の外壁から5m程度までの外周部
〈エネルギー消費係数(CEC)〉
- 「空調」「換気」「照明」「給湯」「エレベーター」の5種類を対象にした、エネルギーの年間消費係数で示したもの。
- 値が小さいほどエネルギー効率が良い。
給湯エネルギー消費係数(CEC/HW)
- エネルギー消費係数の「給湯」に関するもの。
- 値が小さいほど、エネルギー効率がいい。
〈ペリメーター年間熱負荷係数(PAL)〉
- ペリメーターゾーン(外周部)での熱的性能を評価する指標。
- 窓の断熱性能を高めることで値を小さくすることができる。
〈成績係数(COP)〉
- 冷凍機やヒートポンプの効率を表す数値。成績係数が大きいほど効率が高い。
〈全熱交換型換気扇〉
- 全熱交換器を利用した換気扇。熱損失を少なくすることができるため外気負荷(冷暖房負荷)に有効。
〈高効率変圧器〉
- 受変電設備に「高効率変圧器」を用いることにより、一般の変圧器を利用した時に比べると、省エネルギーに有効。
〈CASBEE(建築環境総合性能評価システム)〉
- 建築物の環境性能を総合的に評価するシステム。CASBEEにより算出されるBEEは、数値が大きいほど建築物の環境性能が高いと判断される。
BEE(建築物の環境性能効率)
- CASBEEにおける評価指標。「建築物の環境品質・性能/建築物の外部環境負荷」で求める。
〈エアバリア〉
- ガラス面下部の窓台から上方へ送風し、その風をガラス面からの熱と一緒に天井内に吸い込むことにより、熱負荷を軽減する方式。
〈ダブルスキン〉
- 建築物の外壁の一部または全面をガラスで覆って二重壁とし、その間に外気を通すことによって熱負荷を軽減する方式。
- 一般にエアバリアより熱負荷の低減効果が高い。
〈ライフサイクル二酸化炭素排出量(LCCO2)〉
- 建築物の建設から、維持使用、 廃棄に至るまでに発生する二酸化炭素の総量を求めたもので、地球温暖化に関する負荷 を示す指数である。なお、日本の全産業の二酸化炭素排出量の約1/3を建設関係で 占めるといわれている。
〈天井チャンバー方式〉
- 天井内の空間を空調設備の廃棄経路として用いる手法。
- 天井の懐が広い場合には空気搬送の圧力損失を削減することができるが、 天井裏の気密性が低いと隙間等から空気を吸ってしまい、室の風量を計画通りに得ることが難しくなるため注意が必要である。
〈排水再利用水〉
- 排水再利用水の原水は、洗面、手洗い、湯沸し、炊事、厨房、掃除、風呂等の雑排水、 および便所洗浄排水のいずれかとされている(排水再利用・雨水利用システムの計画 基準・同解説)。ただし、し尿を含む排水を原水とする場合は、便所洗浄水以外の用途に再利用してはならない。
〈夏期の最大冷房負荷を抑制〉
- 夏至においては、東西面が、南面の約3倍の終日直達日射量となっている。したがって、 開口部を東西面に設けると直達日射の影響が大きく、冷房負荷も南北面に設けた場合に比べると大きくなる。
〈局所空調〉
- 大空間や高天井の室の場合、人の居住域は下部のみになるため、空間の上方を冷暖房する必要はあまりない。したがって、居住域を中心に冷暖房を行う局所空調方式が適している。