【建築計画】室内環境
〈温熱感覚〉
- 温熱要素
体の温熱感覚に影響を与える要素のこと。
「温度」
「湿度」
「気流(風速)」
「放射」
の4要素がある。
〈温熱指標〉
- PMV(予測平均温冷感申告)
気温、温度、風速、放射温度に加え「着衣量」「代謝量」を考慮した温熱指標。−3(寒い)
-2(涼しい)
-1(やや涼しい)
0(どちらでもない)
+1(やや暖かい)
+2(暖かい)
+3(暑い)
の7段階で、快、不快の状態を表す。
〈飽和水蒸気量〉
- ある温度で、1㎥の空気に水蒸気が飽和している時の水蒸気の「質量」のこと。温度が高くなると、飽和水蒸気は増加する。
【中2理科】飽和水蒸気量とは ~露点とは、湿度とは、湿度の計算問題の解き方~ | 映像授業のTry IT (トライイット)
〈飽和水蒸気圧〉
- 飽和水蒸気量を「気圧」に換算した値。(ある温度で、1㎥の空気に水蒸気が飽和している時の水蒸気の「圧力(気圧)」のこと。)
〈空気線図〉
- 絶対湿度
乾き空気1kgに含まれている水分の重さ(kg)。
- 相対湿度
(水蒸気量/飽和水蒸気量)×100%
- 露点温度
絶対湿度を一定に保ったまま、相対湿度が100%になる温度。
〈湿り空気線図特徴〉
- 絶対湿度が同じであれば、空気を加熱すると、その空気の相対湿度は低くなる。
- 露点温度は、その空気に含まれている水蒸気量(絶対湿度)で決まるので、空気を 加熱・冷却しても、絶対湿度が同じであれば、その空気の露点温度は変わらない。
- 乾球温度が同じであれば、相対湿度が半分になると、絶対湿度も約半分になる。
- 湿球温度は、乾球温度よりも高くなることはない。
- 乾球温度が同じであれば、湿球温度と乾球温度との差が小さいほど相対湿度は高く なる。
〈湿り空気〉
- 湿り空気の質量は、乾燥空気の質量と水蒸気の質量との和である。
〈湿球温度〉
- 湿球計は、温度計(乾球計)の球部を湿らせたガーゼで包んだもの。
ガーゼの水分が蒸発する時に球部の熱が奪われ、その低下した時の温度を測る。湿球温度=(乾球計)ー(奪われた温度)
となるため、湿球温度は、乾球温度よりも高くなることはない。
〈アスマン通風乾湿計〉
- 乾球計と湿ったガーゼを巻いた湿球計の両方に通風し、2つの温度計の示度の差から湿度を測定するもの。乾球温度と湿球温度の差が大きいということは、空気が乾いている(湿度が低い)ということ。
- 差が大きい場合、相対湿度は低い。(空気が乾燥している)
- 差が小さい場合、相対湿度は高い。(空気が湿っている)
〈温度〉
〈湿度・結露〉
- コールドドラフト
冷気が窓に沿って降下する事。冬季の冷えた窓付近の空気は急激に冷却され、降下し床付近を冷やす。 - 絶対湿度が同じまま、空気を冷却する(乾球温度を下げると)と、露点温度に至るまでは、相対湿度が高くなる(露点温度は、相対湿度が100%になる時の乾球温度)。空気線図においては、左へ移動するという事なので、相対湿度は高くなっていく。